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インタビュー
麻鳥澄江さん
 1960年代、「女性が集団として登場するということをしない限り、自分たち女性全体のことを考えられない」という考え方がきちんと打ち出された最初のスタートは、医療の分野です。

  つまり、実際に病院に行って、いざ自分のからだのことを話そうとすると、相手の医者は男性であることが圧倒的に多いわけです。「こういう症状なのだけれど」と話したときに、大多数の女性は医者よりも自分の方が知識が少ないので、医者が言ったことの方が正しいと思ってしまうような、そういう世の中でした。今でもまだ、病院へ行って医者に病名をつけてもらうと安心してしまうようなことはあると思います。

 医療を仕事にしている人に、「あなたの職業は何に裏打ちされているのですか?」ときくと、「科学だ」と言います。医者というのは自分を科学者だと思っているのです。でも、男性の医者たちが統計的にこの症状にはこれ、と考えたとしても、その統計のとり方にも問題があります。

 女性が集まってからだの話をすると、必ずいい質問が出て、医者が言っている「科学性」というものには、女にとって不都合なものがものすごく多いということがわかってきます。

 女性の医者や看護師にミーティングに入ってもらって、自分のからだのことを話し合ってみると、男性の医者が統計的に提示してくるもの以外にも、いろいろな治療などの方法があることがわかります。たとえば、ある看護師が自分のためにやっていることが温泉療法だったりするのです。

 それから、私たち自身が友だちから情報を集めることで、とても楽になることがたくさんあると思います。医療がすべてを解決なんかしていないわけです。温泉に行くとか、薬草を飲んでみるとか、早寝早起きをするとか、そういうことによって自分の体調を回復させたり調えたり。みんないろいろなことをやっています。

 西洋医学以外の方法も実はあるのです。実際には、女性たちの持つ情報の中に、たくさんの「別の選択肢」がたくさんあります。
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