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インタビュー
出光真子さん
 結婚してアメリカで生活しながら8ミリで撮り始めたころ、1970年代の“ウィメンズ・リブ”のCR(コンシャスネス・レイジング:意識覚醒)グループに参加しました。「16ミリ映画を作り始めたいけれども私は機械に弱くて」と言うと、「そう思い込まされているだけ。あなたはできるんだ」と仲間から励まされました。

 表現するときは「これをしなければ、私が死んでしまう」と常に意識しています。制作にはお金かかりますよね。「ああ、こんなにお金かかっちゃうんだ」と思うときには、「じゃあ、病院に入院するのとどっちがいいか」と、そう考えながら、「これは入院費であった」「これは手術費であった」「これは薬代」と言いながら作ってきました。

 学生時代も創作活動をしていましたが、当時は甘かったと思います。自分自身が抱えていた精神的な問題が大きくて、それとの闘いに忙しかったからです。でもそれにはまったく気がついていませんでした。

 ですから若い人には、その時々の悩みや問題をきちんと味わってほしいですね。悩みや問題があって、どうしても作りたいから作る。しかし、悩み過ぎるとエネルギーがなくなっていくので、そのバランスが難しいですね。「悩みは必要だが、悩みに取り込まれるな」そこのところは気をつけた方がいいなと思います。それから「いつかできると思っていると時間は過ぎてしまう」ということですね。
  • [ビデオ作品リストと書籍]
    「加恵、女の子でしょ!」1996年

  • 「清子の場合」1989年

  • 「洋二、どうしたの?」1987年

  • 「ざわめきの下で」1985年

  • 「グレートマザー(幸子)」1984年

  • 「主婦たちの一日」1979年

  • 「おんなのさくひん」1973年......ほか多数

  • 『ホワット・ア・うーまんめいど ある映像作家の自伝』2003年、 岩波書店
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